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伊豆半島の石材は大きく分けて、
●湯ヶ島群層の安山岩玄武岩系
●白浜群層の砂岩系で軟質、淡緑色または乳白色の二種類があります。
江戸城天下普請の際、用いられた石材の多くは安山岩で、湯ヶ島群層の地層を持ち、堅く緻密な石材を排出した東伊豆エリアは多くの西国大名の採石地として選定されました。
安山岩は地表近くで次の特性を持っています。
●地表近くでは転石
●表土流失が進みやすい沢や谷筋に集中
●海岸線に岩石が密集
東伊豆の安山岩系採石場は、地中深く埋没している湯ヶ島群層の最上部の転石が沢沿い、海岸沿いに露出し、露出している転石を目的に応じて採石加工したと思われます。
◆谷戸山露頭転石群
●石丁場MAP(MAPをクリックすると拡大MAPが表示されます) | |
東伊豆町大川・北川地区 |
東伊豆町稲取地区 |
※本サイトの谷戸山丁場群、谷戸ノ入丁場群、細久保丁場群の区分けは字名の区分とは異なります。
谷戸山石丁場群…石丁場の入り口、沢の上流に向かって右側を谷戸山丁場群としています。
谷戸ノ入石丁場群…沢の上流に向かって左側、尾根に沿った斜面を谷戸ノ入丁場群としています。
細久保石丁場群…谷戸に入石丁場群から登り切った尾根の反対斜面に広がる丁場を細久保石丁場群としています。
※石丁場の多くが私有地となっています。
本サイトでは石丁場の詳細所在地、石丁場内の詳細MAPは掲載致しません。
※参考資料/「東伊豆町の築城石」(東伊豆町教育委員会・発行)
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