東伊豆ecoツーリズム協議会が運営する「東伊豆町の築城石」HPがサイトアップされました。
http://chikujyoseki.higashiizu-ecotourism.com/
東伊豆町内各所に点在する角石が一覧で閲覧することが出来ます。
各石丁場、刻印石のPHOTOなど見所満載のHP、是非アクセスを!
東伊豆ecoツーリズム協議会が運営する「東伊豆町の築城石」HPがサイトアップされました。
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東伊豆町内各所に点在する角石が一覧で閲覧することが出来ます。
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一昨日、花ちらしの雨と風が過ぎて伊豆大島、雲、海、青空、日の出の競艶が春を演出していました。
北川石丁場からの風景です。
3月、休みの度に雨に祟られ石丁場探索も小休止状態。
日々暖かくなると様々な生物が出没し、
山中の石丁場はオフシーズンに入ります。
残り少ないオンシーズン、4月に入り早速、石丁場散策なのです。
写真は北川地区、熱川に貫く東浦路沿いのみかん畑跡。
みかん畑造成時の石垣に組み込まれてしまった矢穴石です。
矢穴石というより切り出し途中の母岩なのです。
母岩左側は既に切り取られ、岩体の上部に矢割跡が残されていました。
矢穴幅は大きく、慶長時代の採石跡と思われますが、
周囲の矢穴石の矢穴幅は比較的小さく、採石時代が混在した石丁場となっています。
この矢穴石から南方向の急斜面、尾根に向かって巨大な自然石が点在しているのですが、
採石した痕跡が全くありません。
尾根最上部付近にある巨石を見て納得しました。
この付近の石は脆く、板状にはがれる状態で割れてしまうのです。
約四百年前の石工達、玄人仕事していました。
昨日、国道135号線北川トンネル伊東方面出口左側竹林内を探索しました。
先月末、国道から見える巨石まで潜入しましたが、
僅か数十メートル先に、これほどまで大規模な石丁場が存在するとは思いませんでした。
丁場内は治水のためか水路が造成され、旧国道からの不法投棄による廃棄物が散乱、
朽ちた孟宗竹や堆積物、落石で荒れ放題となっているのです。
伊豆急行線伊豆北川駅改札口付近の石丁場から続く丁場で、
国道で分断されていますが、旧道を横切り、古道・東浦路付近まで丁場が存在したようです。
北川エリアの石丁場は北川駅を中心に、
小規模な丁場が点在すると思われてきましたが、
最近、近隣を探索するにつれ、北川漁港付近に繋がる数本の沢沿いに、
北川エリア全域に達する大規模な石丁場であることが判明してきました。
詳細は東伊豆江戸城築城石石丁場ホームページにて。
東伊豆江戸城築城石石丁場ページのブログを開設しました。
石丁場探索のTOPICSを随時情報アップ致します。
写真は、
下田方向に南下する国道135号線、北川トンネル手前山側(右手側)竹藪に見える巨石です。国道から見える巨石は4~5mほどですが、実際には最下部から10m近い大岩であることが判明、周囲は巨大転石群であることが確認出来ました。
巨石の中には矢穴、矢割跡があり築城石採石の石丁場で、伊豆急行線伊豆北川駅改札口付近の石丁場から連続する大規模な丁場跡であることが窺われます。
現在は国道135号線によって分断されていますが、旧国道からの潜入により周辺の沢や傾斜面に巨大な岩が点在していることが確認出来たのです。堆積物や不法投棄の廃棄物、朽ちた竹や蔦で全体像を把握することが困難ですが、しっかりした調査の実施で新たな発見が期待出来る石丁場の一つであると思われます。