向山石丁場内、昨年初見で見つけた刻印です。 「釘抜門」と「井型紋」の組合せ紋ではないかと思っていましたが、 よく見ると「釘抜門」(左)と「口紋」(右)のように見えます。 この巨石は石質が悪く、斜面上方にも巨石が点在していますが、 石面に多数の穴があり、築上石には不向きなようです。 この刻印石は標識紋であったと思われ、 斜面上方の石は石質が悪いため手を付けても無駄であることを示していたのかもしれません。