「進上・・」の刻字。
稲取地区には松平土佐守の石丁場があり、十個の御進上石が置き止めされ、
いつでも船積み出来るように準備されていました。
現在確認出来ているのは、
栗田家の「疊石」二個、栗田家隣家の地下に一個、
愛宕山山中に一個、吉祥寺境内に一個、
東伊豆町役場海側、建物に向かって左側に一個、
八幡神社内忠魂碑の礎石に利用、
そして、写真の角石。
合計八個の御進上石が確認されています。
どうして十個の存在が判ったのか・・?
栗田家の「疊石」の一つに
「御進上 松平土佐守」「十内・・」の刻字がされているのです。
この刻字より十個の角石の存在が明らかとなりました。