背後の山中から切り出した石材を積船するため、櫓を組んだ柱を支えた柱穴石です。 柱穴の大きさは直径約40cm。 ほか海岸線で発見されている柱穴石の柱穴に大きさが合致しています。 志津摩海岸には、いにしえより江戸城築城石の石材載積桟橋があったといわれていました。 荒々しい相模灘の大波で、その痕跡が確認出来なくなっていましたが、 この柱穴石は「本林石丁場」「向山石丁場」の延長線上にあり、 桟橋があったと伝えられている場所に存在しているのです。