みかん畑内矢割石の斜面上方、みかんの木に隠れるように自然石に刻まれた卍刻印。 天地左右約20cm、大型刻印。 北川地区の卍紋に比べ大きさは倍以上あり、 石丁場の担当大名は異なると考えられます。 大型卍紋は蜂須賀阿波守、山内阿波守が代表紋としていましたが、 稲取に担当丁場を所有していた九鬼大和守久隆も卍紋を使用していたとされ、 現在、この卍紋の使用大名が誰の刻印であるかは不明です。