四辺が切り落とされ、成形を待つばかりの築城石残石ですが、

ここまで作業が完了していたのに何故、成形を止めてしまったのでしょう。

矢穴幅から慶長時代の作業であると思われます。

慶長十九年、日本全国を揺るがした大地震の発生や大坂の陣勃発で築城石採石作業が止まっています。

この築城石切出し残石は慶長十九年、切り出された石材なのかも知れません。

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