沢本流に向かって幾筋もの谷筋が存在する中、 熱海市教育委員会発行の資料コピーを頼りに谷筋に潜入しました。 植樹された檜林の中、沢本流から別れた支流に沿って上流に向かいます。 点在する巨石の多くは人為的な作業跡がなく自然石の様相です。 潜入場所が違うかもしれないという不安の中、突如、大型矢割跡を残す割石残石が現れました。 矢穴幅は150mm近くあり、慶長時代初期の採石石丁場のようです。