鬱蒼とする林道奥、この先に石丁場の存在はないと思われる位置にぽつんと一つ置かれた様な矢割石です。
この石材の存在する意味は何なのか・・?
しばし佇んで考えてみました。もはや廃れたハイキングコースと化した林道谷筋。
先に進んでも石丁場に出会う確率は低いのですが・・。

周囲に矢穴石、矢割石が存在しないため、沢上流方向から滑り落ちた石材である可能性が高いと判断しました。
ということは沢沿いの石丁場が存在する可能性があるのでは・・。

クルマを止めてから既に2時間以上が経過、山深い谷筋に陽光が差す時間は既に過ぎています。
足下の悪い沢筋を登ってきたため、体力の限界に、しかし歩を進めた先に答えがあるのなら行かなければなりません。


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