網代駅から約1km、水神川を右に見ながら勾配を上り詰めると、
造成された分譲住宅地から僅か約20mで二車線の舗装路が途切れます。
正面に見える藪の中、侵入直後から矢割石が見出でき、
途切れた舗装路より直線距離、十数メートルの位置には刻印を残す巨大な矢割石が姿を現します。
造成土地開発はストップしているようですが、
既に住宅が立ち並ぶ宅地箇所は、周囲の地形から大規模な石丁場が存在していたと思われます。
四百有余年前の江戸城築城石採石石丁場は後世に残すべき貴重な文化財です。
写真の舗装路が延伸しないことを願うばかりです。