加賀前田藩の刻印と云われています。 細川家の「相模・伊豆、細川越中守組相渡申石場之覚」によると、 寛永六年、稲取の土佐藩石丁場が加賀藩に譲り渡されたという記載があります。 愛宕山山中の完成角石に「進上 松平土佐守」の銘が入り、 周囲に加賀藩の刻印が点在することから、 寛永六年に土佐藩から加賀藩に譲り渡された丁場は、ここ愛宕山ではないかと思われます。